渡部裕亘,片山覚,北村敬子 [編著] 『検定簿記講義/3級商業簿記<2019年度版>』 中央経済社

目次

章 簿記の意義としくみ

簿記の意義

簿記の基礎

貸借対照表

損益計算書

貸借対照表損益計算書の関係

 

章 仕訳と転記

勘定

取引の意義と種類

取引8要素と結合関係

仕訳と転記

 

章 仕訳帳と元帳

帳簿の種類

仕訳帳への記入

仕訳帳から総勘定元帳への転記

 

章 決算

決算の意義と手続

試算表の作成

帳簿の締切りと財務諸表の作成

決算手続と精算表

 

章 現金と預金

現金

現金過不足

当座預金と当座借越

その他の預金

小口現金

 

章 繰越商品・仕入・売上

3分法のあらまし

諸掛と返品

仕入帳と売上帳

商品有高帳

 

章 売掛金と買掛金

売掛金と買掛金

売掛金元帳と買掛金元帳

売掛金明細表と買掛金明細表

クレジット売掛金

前払金・前受金

 

章 その他の債権と債務

貸付金・借入金

未収入金・未払金

立替金・預り金

仮払金・借受金

受取商品券

差入保証金

 

章 受取手形と支払手形

手形の振出し・受入れ

手形代金の取立て・支払い

手形受取金記入帳と支払手形記入帳

手形貸付金と手形借入金

電子記録債権と電子記録債務

 

10章 有形固定資産

有形固定資産の取得

有形固定資産の売却

減価償却

固定資産台帳

年次決算と月次決算

 

11章 貸倒損失と貸倒引当金

貸倒れと貸倒損失

貸倒れの見積もりと貸倒引当金の設定

 

12章 資本

株式会社の設立と株式の発行

繰越利益剰余金

配当

 

13章 収益と費用

収益と費用

収益・費用の未収・未払いと前受け・前払い

消耗品費と貯蔵品の処理

 

14章 税金

租税公課

法人税, 住民税及び事業税

消費税

 

15章 伝票

仕訳帳と伝票

3伝票制

伝票から帳簿への記入

伝票の集計

 

16章 財務諸表

決算と決算手続

試算表の作成

棚卸表の作成と決算整理事項

精算表の作成

財務諸表の作成

 

練習問題 解答・解説

 

日商簿記検定試験の概要

 

商工会議所簿記検定試験出題区分表

 

商工会議所簿記検定試験

商業簿記標準・許容勘定科目表

 

《付録》 簿記検定試験 3級/商業簿記 問題・解答・解説

     (第148回改題・第149回改題・第150回改題(解説を一部修正))

 

 

 

仲正昌樹『今こそルソーを読み直す』NHK出版生活人新書

目次

 

序章 今、なぜルソーなのか?

ルソーの定番的説明  民主主義と自由主義の矛盾  「みんなの意志」は可能か?

社会契約論の再評価  ネット民主主義とルソー  人間本性をめぐる捻れ

「幸福な自然人」という矛盾  ルソーをいかに読み直すか  本書の構成

 

第1章 なぜ「不平等」が生まれるのか?

ルソーの格差論

フランス啓蒙主義の特徴  ルソーの二面性  「進歩」がもたらすもの  

外観が内面を汚染する  『学問芸術論』の限界  自然状態論の本格的展開  

「自然」と「欠如」  コンディヤックの言語起源論  言語が先か? 観念が先か?

パロールエクリチュール  音声中心主義の罠  デリダの批判  「代補」の問題

社会が自然を「代補」する  善悪の起源  労働から所有へ  不平等へ至るプロセス

「所有」と「自由」  近代人はなぜ野生人に憧れるのか  「自然回帰」に憑かれた人々

 

 

第2章 「公正な社会」をいかに作るか?

ルソーの国家論

「理想の社会」にいかに到達するか  自由と鎖のジレンマ  自然的自由から市民的自由へ

「私」と「私たち」をどう結合するか  「権利」とは何か  奴隷とは何か  

奴隷との契約は成立するか  「人民」になる  人民をめぐる無限連鎖  

「私の意志」と「私たちの意志」を一致させる方法  「共同的自我」の誕生

一般意志論は全体主義か?  「団体の意志」のメリット  公的生活と私的生活 

一般意志と全体意志はどう違うのか  共通の利益=正義の原理  ルソーとロールズ

一般意志論の現実的側面  法の一般性  「法のエクリチュール化」をめぐる難問

「立法者」の条件  「社会的精神」はいつ生まれるのか  神々という権威?  

「神々」の正体  政治と宗教の融合  「近代」という神話

 

第3章 「自然」と「理性」のバランスをどうとるか?

ルソーの教育論

多数者の専制  「古代人の自由」と「近代人の自由」  ルソー=全体主義

タルモンの批判は正当か?  アーレントとルソー  複数性の喪失

自由の二つの系譜  合意と意志  一般意志と「徳のテロル」へ  

「偽善の仮面」を破壊せよ!  「同情=共感」の負の効果  アーレントの批判の難点

二つの理想的人間像  階級闘争史観への影響  「人間」を作るか「市民」を作るか

都市に生きる自然人、エミール  国制教育  「見せかけの法」の効用  

エミールをめぐる矛盾  「理性的自然」全ては解決するか  

ルソーの矛盾とどう付き合うか  

 

終章 なぜ「透明なコミュニケーション」に惹かれるのか?

言語の両義性  「法の絶対視」が悲劇を生む  自然的記号への憧憬  矛盾の本質

「透明なコミュニケーション」に取り憑かれた人たち 

 

ジャン=ジャック・ルソー年譜

 

あとがき

橘 玲『「読まなくてもいい本』の読書案内』ちくま文庫

目次

はじめに なぜこんなヘンなことを思いついたのか?

 

複雑系

1―一九七〇年代のロックスター

2―「フラクタル」への大旅行

3―世界の根本原則

追記 複雑系とカオス

 ブックガイド

 

2進化論

4―一〇分でわかる「現代の進化論」

5―「政治」と「科学」の文化戦争

6―原始人のこころで二一世紀を生きる

 ブックガイド

 

ゲーム理論

7―合理性とMAD

8―「行動ゲーム理論」は世界の統一理論か?

9―統計学ビッグデータ

 ブックガイド

 

脳科学

10ー哲学はこれまでになにをやってきたのか?

11ーフロイトの大間違い

12ー「自由」はどこにある?

 ブックガイド

 

功利主義

13ー「格差」のある明るい社会

14ー社会をデザインする

15ーテクノロジーユートピア

 ブックガイド

 

リベラル化する世界の分断【文庫版書き下ろし】

 

あとがき

文庫版あとがき

解説『構造と力』の裏面史?いや、こちらが表側だった

                         吉川浩満